福島県市町村要覧2025
章

59 飯舘村

コード番号 075647 類型 T−0 

所在地/〒960−1892 相馬郡飯舘村伊丹沢字伊丹沢580番地1
所在地標高/海抜 489.00m
TEL/0244−42−1611
FAX/0244−42−1601
URL/https://www.vill.iitate.fukushima.jp/
キャッチフレーズ/明日が待ち遠しくなるような、わくわくする楽しいふるさと
花木鳥/やまゆり あかまつ うぐいす
PRキャラクター/イイタネちゃん PRキャラクター

三役、議長・副議長

区分

氏名

任期満了日

村長(2期) 杉岡 誠
(すぎおか まこと)
令和10年10月26日
副村長 中川 喜昭
(なかがわ よしあき)
令和11年1月7日
議長 佐藤 眞弘
(さとう まさひろ)
令和11年9月29日
副議長 佐藤 健太
(さとう けんた)
令和11年9月29日

概要

(自然条件)
 飯舘村は、福島県浜通り地方の北部に位置し、緑豊かな自然に恵まれた面積230.13平方キロという広大な地域を有する。村の中央を流れる新田川とその支流、北部を流れる真野川とその支流に沿って農地が広がり、美しい田園風景が一望できる亜高原地帯である。標高220〜600メートルに位置し夏は涼しく、冬は降雪が少なく、数年に一度訪れる氷点下20度の朝にはダイヤモンドダストをみることもできる。

(産業・経済)
 現在村では、農地中間管理事業を活用した農地の無償貸与など先駆的な取り組みを進め、水稲、飼料作物、ソバなどの土地利用型作物による高収益・大規模農業を推進している。また、意欲の高い若手新規就農者などによるアルストロメリアなどの花卉栽培、行者ニンニク・葉わさびなどの特徴ある作物の栽培が進む。さらに30〜40代の若手畜産農家が中心となって、「飯舘牛」の再生・新生に向けた良質な黒毛和牛の繁殖・肥育に励んでいる。
 また、新たな「なりわい」創生の一環として、村を含む浜通りをはじめ県内全域の「里山の再生」につながる「木質バイオマス発電事業」を進めている。

(観光・文化)
 「道の駅までい館」は花をシンボルにした復興拠点として建てられた。令和2年には「ふかや風の子ひろば」がオープンし、村のにぎわいづくりに貢献している。

(伝統行事・伝統芸能)
 悠久の時の流れの中で育まれた郷土芸能は、今も現世代に継承され、田植え踊り(県指定無形民俗文化財)や三匹獅子舞などが多数残っている。田植え踊りは、村内18地区に伝承されている。

(特産品)
 米、和牛、そば、インゲン、アスパラガス、行者ニンニク、かぼちゃ、高原野菜、葉わさび、えごま、なたね、ブルーベリー、あぶくまもち、トルコギキョウ、リンドウ、宿根カスミソウ、スターチス、アルストロメリア、なつはぜ、おこし酒、大吟醸飯舘、そば焼酎「山中郷」、どぶろく(特区)、御影石

(区域指定の現状等)
 原発事故の影響による全村避難は、平成29年3月31日、帰還困難区域を除き避難指示が解除された。その後、令和5年5月1日に帰還困難区域の特定復興再生拠点区域と区域外の一部で、避難指示が解除された。
 村民の避難状況は令和7年2月1日現在、県内に2,839人、県外に142人、村内には1,511人が居住している。


R7年度重点事業

(震災以外)
○深谷地区産業団地整備事業

900百万円
○交流・移住・定住等促進事業
94百万円
○村民の森あいの沢整備事業
51百万円
○第7次総合振興計画策定事業
18百万円
(震災関連)
○農業水利施設等保全再生事業

953百万円
○福島県営農再開支援事業
551百万円
○農業基盤整備促進事業
523百万円
○ふくしま森林再生事業
452百万円
○村道維持管理事業
263百万円
○スクールバス運行事業
32百万円

主な地域開発区域指定状況

辺地・過疎・山村・農産・特農・原発

人口・世帯数

区分

人口

うち15歳
未満人口

うち65歳以上
高齢者人口

世帯数

うち高齢者
単身世帯数

H17年国調 6,722人 994人 1,888人 1,740世帯 103世帯
H22年国調 6,209人 792人 1,865人 1,734世帯 130世帯
H27年国調 41人 0人 41人 1世帯 0世帯
R2年国調 1,318人 34人 755人 627世帯 133世帯
R6.1.1住基 4,686人 334人 2,077人 1,812世帯

面積

人口密度

高齢化率

230.13km2 20人/km2 44.32% 県下9位

産業別就業人口

(R2年国調)

第1次産業

第2次産業

第3次産業

(26.2%)
122人
(33.8%)
157人
(40.0%)
186人

 一人当り分配所得(R3年)

8,648千円 県下4位

選挙

 有権者数(R7.3.1現在)

/2,097人 /1,975人 /4,072人

 議員

(旧)法定上限/18人 条例定数/10人 現員/10人 任期/令和7年9月29日

 衆議院議員選挙区

第4区

沿革

昭31.9.30合併 大舘村、飯曽村

総合計画等の策定状況

名 称

飯舘村第6次総合振興計画
策定年月日 令和3年9月18日
計画期間 令和3年度から令和7年度まで

組織機構

組織機構

一部事務組合等への加入状況

相馬地方広域市町村圏組合

職員数

条例定数/81人
一般行政職員/52人 技能労務職員/0人
教育職員/3人 その他/14人
[企業職員、税務職員、福祉職員、看護・保健職員等のほか、1年を超えて勤務する定数外職員を含む。]

R3 R4 R5 R6
職員総数 72人 72人 71人 69人

財政(普通会計)

(1)決算(千円)

区分 歳入 歳出 形式収支 実質収支
R3決算 16,672,907 15,791,781 881,126 77,089
R4決算 14,008,548 12,598,687 1,409,861 1,009,898
R5決算 18,673,376 18,002,286 671,090 450,974
区分 実質
単年度収支
積立金現在高 うち
財政調整基金
地方債現在高
R3決算 ▲933,840 13,478,195 2,993,497 3,140,704
R4決算 933,213 13,256,112 3,043,901 2,797,460
R5決算 ▲558,467 11,401,732 3,594,358 2,527,676
区分 翌年度以降債務
負担行為残高
R3決算 0
R4決算 4,695,383
R5決算 333,285

(2)指標( )は類似団体(千円・%)

区分 標準財政規模 財政力指数 経常収支比率
R3決算 (2,493,947)
3,148,065
(0.20)
0.28
(79.4)
71.7
R4決算 (2,429,371)
2,976,030
(0.19)
0.27
(83.0)
76.4
R5決算 (2,456,466)
2,957,782
(0.18)
0.25
(84.2)
77.8
区分 健全化判断比率
実質赤字比率 連結実質
赤字比率
実質公債費比率 将来負担比率
R3決算 (7.5)
6.4
R4決算 (7.5)
6.6
R5決算 (7.7)
6.4
区分 資金不足比率
比率 備考(事業名等)
R3決算
R4決算
R5決算

(3)主な歳入( )は構成比(千円・%)

区分 地方税 地方交付税 国庫支出金 県支出金
R3決算 (3.5)
583,676
(22.1)
3,691,891
(46.9)
7,815,968
(6.5)
1,078,861
R4決算 (4.3)
608,640
(24.0)
3,365,799
(22.1)
3,100,004
(9.6)
1,342,495
R5決算 (3.0)
555,768
(21.1)
3,936,598
(18.2)
3,401,202
(8.9)
1,657,026
区分 地方債 その他
R3決算 (1.4)
226,800
(19.6)
3,275,711
(100.0)
16,672,907
R4決算 (0.8)
111,000
(39.1)
5,480,610
(100.0)
14,008,548
R5決算 (0.6)
108,802
(48.3)
9,013,980
(100.0)
18,673,376

(4)主な歳出( )は構成比(千円・%)

区分 人件費 物件費 補助費等 扶助費
R3決算 (6.4)
1,015,218
(9.0)
1,418,689
(7.1)
1,117,450
(2.1)
337,289
R4決算 (7.9)
995,414
(13.3)
1,672,453
(8.4)
1,055,998
(2.1)
267,622
R5決算 (5.6)
1,004,009
(8.8)
1,584,907
(5.8)
1,043,887
(2.0)
365,520
区分 公債費 普通建設事業費 その他
R3決算 (3.2)
505,944
(19.7)
3,113,812
(52.5)
8,283,379
(100.0)
15,791,781
R4決算 (3.6)
458,065
(34.7)
4,376,702
(29.9)
3,772,433
(100.0)
12,598,687
R5決算 (2.1)
382,344
(51.7)
9,298,420
(24.0)
4,323,199
(100.0)
18,002,286

(5)税の徴収率(%)(国民健康保険税除く)


現 年
課税分
滞 納
繰越分
現年課税分のうち
市(町村)民税 固定資産税
R4決算 99.4 38.1 98.8 98.9 99.6
R5決算 98.1 44.3 97.5 98.6 97.8

公共施設整備状況

道路延長 都市公園
面  積
公営住宅等 幼稚園
(認定こども園)
小学校
256,954m 0m2 119戸 −園
(1園)
−人
(38人)
−校
−人

中学校 義務教育学校 高等学校 短大・大学 老 人
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−校
−人
1校
81人
−校
−人
−校
−人
−所

公民館 集会施設 診療所 病院 道 路
改良率
2館 36所
2,430m2
1所
0床
0院
0床
69.7%

道 路
舗装率
永久橋
比 率
上水道
普及率
下水道
普及率
 
75.2% 100.0% 86.0% 26.1%  

公営企業(R5決算)

※( )は法適用企業にあっては経常損益、法非適用企業は実質収支(千円)
(法適用)
 
(法非適用)
簡易水道(30,190)、農集排(16,246)

主な郷土出身者

 

今後の主要課題

(震災以外)
○生きがいと生業の力強い再生と発展
○健康で生き生きと楽しく暮らせるふるさとづくり
○情報通信技術(ICT)による新しい村づくり
○ふるさと資源のフル活用
○生き生きとした学びの場を育む
(震災関連)
○帰還困難区域の再生
○復興事業の継続と地域経済の再生
(特色ある施策)
○飯舘村「までいな心の復興」事業
○いいたて魅力向上発信事業
○子ども・子育て支援事業
○未来へつなぐ農業支援事業
(姉妹都市)

主な立地企業

潟nヤシ製作所、葛e池製作所

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