定 期 総 会


◆平成28年度(第2回)定期総会


挨拶をする五十嵐会長

 平成29年2月21日午後1時から福島県自治会館において、県内の町村議会議長の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 総会は、熊田宏副会長(矢吹町議長)の開会のことばで始まり、新町村議会議長の紹介のあと、五十嵐司会長(南会津町議長)が開催にあたっての挨拶をした。
 続いて、平成29年2月8日開催の全国町村議会議長会第68回定期総会において行われた全国町村議会議長会表彰並びに町村議会広報全国コンクール表彰の伝達を行った。
 議事では、議長に村上昭正氏(小野町議長)を選出して、平成27年度決算、平成29年度予算等を審議し、いずれも原案のとおり決定された。
 副会長の退任に伴う副会長補欠選挙では、指名推薦により、青木基氏(楢葉町議会議長)が副会長に選出された。
 以上で議事をすべて終了し、青木基副会長が閉会のことばを述べ、総会を閉会した。

 なお、本総会で報告・決定された案件は、以下のとおり。

報告第1号 役員異動報告について
報告第2号 平成27年度会務報告について
報告第3号 平成28年度福島県町村議会議長会一般会計補正予算(第1号)について
議案第1号 平成27年度福島県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第2号 平成29年度会費分賦収入方法について
議案第3号 平成29年度福島県町村議会議長会事業計画及び一般会計予算について
選挙第1号 副会長補欠選挙について


議長を務める村上小野町議長

就任挨拶をする青木基副会長

◆平成28年度(第1回)定期総会


挨拶をする五十嵐司会長

 平成28年6月6日午後1時30分から杉妻会館において、県内の町村議会議長と多くの来賓の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 佐々木清一副会長(双葉町)の開会のことばで始まり、新しく就任された町村議会議長を紹介し、五十嵐司会長(南会津町)が挨拶を行った。
 表彰では、本会表彰規程に基づく優良町村議会(3町村議会)、特別功労者5名、自治功労者5名の表彰を行った。
 来賓祝辞では、岩城光英法務大臣、鈴木正晃県副知事、杉山純一県議会議長、亀岡偉民衆議院議員、小熊慎司衆議院議員、金子恵美衆議院議員、荒井広幸参議院議員、増子輝彦参議院議員、加藤憲郎県町村会長(新地町長)から祝辞を頂戴した。
 議事では、議長に武藤道廣氏(西会津町)を選出し、はじめに報告第3号役員異動報告について、五十嵐会長から報告した。
 議案第4号地方町村議会議長会提出議題20件について、順序に従い審議が行われ全議題を満場一致で可決した。
 議案第5号決議案について、現下当面する町村自治振興対策の重要課題についての決議案文を熊田宏副会長(矢吹町)が朗読・説明し、満場一致で採択された。
 議案第6号特別決議案について、ふくしまの復興・再生に関する特別決議を佐々木清一副会長が朗読・説明し、満場一致で採択された。可決された地方提出議題及び決議並びに特別決議の実行運動方法については正副会長に一任された。
 以上で議事を終了、熊田副会長の閉会のことばで総会を終了した。



祝辞を述べる岩城光英法務大臣

祝辞を述べる鈴木正晃副知事

祝辞を述べる杉山純一県議会議長

祝辞を述べる亀岡偉民衆議院議員

祝辞を述べる小熊慎司衆議院議員

祝辞を述べる金子恵美衆議院議員

祝辞を述べる荒井広幸参議院議員

祝辞を述べる増子輝彦参議院議員

祝辞を述べる加藤憲郎町村会長 

議長を務める武藤道廣西会津町議長


各地方町村議会議長会提出議題
〇伊達郡町村議会議長会提出【提案理由説明者:片平桑折町議会議長】
 1.一般国道及び主要地方道の改良整備促進について
 2.地域医療の確保について

〇大玉村議会提出【提案理由説明者:遠藤大玉村議会議長】
 1.主要地方道等の早期整備促進について

〇岩瀬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:廣瀬天栄村議会議長】
 1.一般国道4号鏡石町区間の4車線化整備促進について
 2.一般国道118号並びに294号の改良整備促進について

〇南会津地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:星檜枝岐村議会議長】
 1.JR只見線の早期全線復旧について
 2.会津縦貫南道路並びに栃木西部・会津南道路の整備促進について

〇会津耶麻町村議会議長会提出【提案理由説明者:鈴木磐梯町議会議長】
 1.東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたり、
   誘致活動の推進と体育施設及び合宿所整備への支援について
 2.有害鳥獣対策事業への支援について

〇両沼地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:小野湯川村議会議長】
 1.JR只見線の早期全線復旧について
 2.一般国道並びに主要地方道の整備促進について

〇東白川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:大縄塙町議会議長】
 1.過疎・中山間地域での医師不足解消のための財政支援について

〇西白河地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:藤田中島村議会議長】
 1.道路網の整備促進について
 2.福島空港の利用拡充について

〇石川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:須藤玉川村議会議長】
 1.福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)有料区間の無料化について
 2.須賀川・いわき間の道路整備促進について

〇田村地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:村上小野町議会議長】
 1.常勤医師の確保について
 2.広域河川改修事業『右支夏井川』の整備促進について

〇相馬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:菊地新地町議会議長】
 1.常磐自動車道の4車線化について
 2.一般国道115号「相馬福島道路」の早期供用について


決    議

 町村は、国民生活を支える、食料の供給、水源かん養、国土の保全等公益的な役割を担うとともに、住民にもっとも身近な基礎的自治体として、災害に強い安全・安心なまちづくり、農山漁村の活性化、総合的な地域福祉施策等の推進など、豊かな地域社会の構築が強く求められている。
 しかしながら、町村を取り巻く環境は、都市部を大きく上回る少子・高齢化の進行、税源に乏しく脆弱な財政基盤、基幹産業である農林水産業の衰退など依然として厳しく、更に、TPP協定問題や道州制導入問題など、内容次第では地域社会の崩壊にもつながる懸案が生じている。
 このような中、政府は、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」等を策定し、内政の重要課題として「人口減少克服」「地方創生」を目指しており、また、地方議会には地方版総合戦略について積極的な関与が求められている。
 様々な面において不利な条件下にある町村が地方創生を実現させるためには、地域の自主性及び自立性を高める地方分権改革を更に推進するとともに、偏在性の少ない安定的な地方税体系の構築や地方交付税等の一般財源総額確保など、自主財源の拡充による町村財政基盤を充実・強化し、真の地方自治を確立させなければならない。
 よって、我々地方議会人は、地方自治の本旨に基づく責務と役割の重大さを自覚し、地域住民の代表としての使命に徹した積極的な議会活動を通じて、町村自治の振興発展のため下記事項の実現を期するものとする。



一.地方創生の推進
一.地方分権改革の推進
一.町村財政基盤の充実強化
一.農林水産業振興対策の充実強化
一.TPP関連対策の確実な実施
一.地域医療並びに社会福祉対策の充実強化
一.教育文化の振興、青少年健全育成対策の充実強化
一.高速交通網並びに道路網の整備促進
一.住民自治の推進に逆行する道州制導入断固反対
一.町村議会の更なる活性化

以上決議する。

   平成28年6月6日



平成28年度福島県町村議会議長会定期総会


ふくしまの復興・再生に関する特別決議

 本県に未曽有の被害をもたらした東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故から5年余が経過する。
 この間、我々は地域の代表として住民の安全・安心の確保、そして本県の復興・再生に全力を傾注してきたところであるが、本県復興の前提となる東京電力第一原子力発電所事故の収束は、廃炉・汚染水対策など解決すべき課題を抱え、決して予断を許す状況にはなく、さらに、原発事故によって飛散した放射性物質は、現在も9万人を超える住民に避難生活を強いている。
 また、原発事故に伴う風評は、農林水産業のみならず商工観光業等あらゆる分野に依然として被害を生じさせており、特に、風評による農産物価格の低迷や教育旅行を含む観光客の減少等は、「地方創生」への取り組みにも影響を及ぼしている。
 国は、本年度からの5年間を「復興・創生期間」と位置づけ、復興の総仕上げに向けて被災地の自立につながり、地方創生のモデルとなるような復興の実現を目指すとし、また、帰還困難区域を除き、本年度末までに避難指示を解除できるよう環境整備に取り組む意向を示しているが、震災と原発事故の影響が複雑に絡み合う本県が真の復興再生を果たすためには、さらなる時間と引き続いた国の支援が不可欠である。
 また、「平成23年7月新潟・福島豪雨」では、JR只見線において3つの鉄橋が流失するなどの甚大な被害が発生し、被災から5年が過ぎようとする今日に至っても、未だ復旧の目途が立っておらず、一日も早い全線復旧が強く望まれている。
 我々地方議会人は、必ずや震災前の緑輝く県土に再生されることを確信し、これまで以上の強固な結束と連携をもって、山積する諸課題の解決に全力を尽くす決意である。
 よって、本県が真の復興・再生を果たせるよう、国並びに東京電力に対し、下記事項について強く要請する。


一 国が当面の目標として掲げる2020年に本県が復興した姿を国内外に示せるよう、復興に必要な財源を確実に措置するとともに、本県の実情及び被災町村の意向を踏まえた福島復興再生基本方針の改正を図り、本県の復興・再生を加速化させること
一 東京電力福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水対策を安全かつ着実に実行するとともに、県民が強く求める東京電力福島第二原子力発電所の廃炉を国の責任により決定すること
一 中間貯蔵施設の早期整備に向け、人員体制を充実強化し、地権者への丁寧な説明による迅速な用地取得を図るとともに、搬入に係る輸送の安全確保に万全を期すこと
一 失われた県土環境を回復させるため、追加的除染や森林も含めた除染を確実に実施するとともに、帰還困難区域に対する除染計画を早急に示し、確実に除染を実施すること
一 県民の健康管理、特に本県の将来を担う子供たちの健康管理に万全を期すこと
一 避難指示を受けた町村の復興と避難者・帰還者の生活再建に対する支援に万全を期すとともに、帰還困難区域の今後の方針を早期に明示すること
一 震災・原発事故により甚大な被害を受けた本県浜通りの地域再生の原動力となる福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の早期実現を図ること
一 原発に依存しない社会の実現に向け、再生可能エネルギーの促進を図ること
一 風評払しょくに向け、国を挙げ国内外に対する正確な情報発信を努めるとともに、風評被害に苦しむあらゆる産業に対し、風評被害克服に向けた積極的な施策の展開を図ること
一 東京電力は風評被害を含めた全ての損害に対し、誠実かつ確実に賠償するとともに、国も事故原因者としての「義務」と「責任」を果たすこと
一 地域生活交通の維持確保のため、JR常磐線・JR只見線の早期全線復旧を図るとともに、被災した赤字ローカル線に対しては、鉄道事業者の収支状況に関わらず、国が復旧費に対する財政支援を講じることが可能となるよう、「鉄道軌道法」を改正すること
一 本県が確実に復興・再生を果たせるまで復興庁機能を存続させること

以上 決議する。


   平成28年6月6日

平成28年度福島県町村議会議長会定期総会




◆平成27年度(第2回)定期総会


 平成28年2月24日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 総会は、佐々木清一副会長(双葉町議長)の開会のことばで始まり、新町村議会議長の紹介のあと、佐藤一美会長(下郷町議長)が開催にあたっての挨拶をした。
 続いて、平成28年2月5日開催の全国町村議会議長会第67回定期総会において行われた全国町村議会議長会表彰並びに町村議会広報全国コンクール表彰の伝達を行った。
 議事では、議長に吉田数博氏(浪江町議長)を選出して、平成26年度決算、平成28年度予算等を審議し、いずれも原案のとおり決定された。
 以上で議事をすべて終了し、諸根重男副会長(矢吹町議長)が閉会のことばを述べ、総会を閉会した。

 なお、本総会で報告・決定された案件は、以下のとおり。

報告第1号 役員異動報告について
報告第2号 平成26年度会務報告について
議案第1号 平成26年度福島県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第2号 平成28年度会費分賦収入方法について
議案第3号 平成28年度福島県町村議会議長会事業計画及び一般会計予算について


挨拶をする佐藤会長

議長を務めた吉田浪江町議長

◆平成27年度(第1回)定期総会


挨拶をする目黒靜雄会長

 平成27年6月5日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長と多くの来賓の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 齋藤邦夫副会長(只見町)の開会のことばで始まり、新しく就任された町村議会議長を紹介し、目黒靜雄会長(新地町)が挨拶を行った。
 続いて本会表彰規程に基づく優良町村議会(3町村議会)、特別功労者29名、自治功労者59名の表彰を行い、来賓の鈴木正晃県副知事、青木稔県議会副議長、金子恵美衆議院議員、加藤憲郎県町村会長(新地町長)から祝辞が述べられた。
 議事では、議長に星一彌氏(鮫川村)を選出し、はじめに報告第4号役員異動報告について、目黒会長から報告した。
 議案第4号地方町村議会議長会提出議題21件について、順序に従い審議が行われ全議題を満場一致で可決した。
 議案第五号決議案について、現下当面する町村自治振興対策の重要課題についての決議案文を小山克彦副会長(天栄村)が朗読・説明し、満場一致で採択された。
 議案第6号特別決議案について、ふくしまの復興・再生に関する特別決議を齋藤邦夫副会長が朗読・説明し、満場一致で採択された。可決された地方提出議題及び決議並びに特別決議の実行運動方法については正副会長に一任された。
 本会役員の任期満了に伴う役員選挙では、会長に佐藤一美氏(下郷町)、副会長に中野目正治氏(泉崎村)と佐々木清一氏(双葉町)、監事に横山義博氏(会津美里町)、村上昭正氏(小野町)、目黒靜雄氏(新地町)を選出した。
 以上で議事を終了、小山副会長の閉会のことばで総会を終了した。



祝辞を述べる鈴木正晃副知事

祝辞を述べる青木稔副議長

祝辞を述べる金子恵美衆議院議員

祝辞を述べる加藤憲郎町村会長 

議長を務める星一彌鮫川村議長


各地方町村議会議長会提出議題
〇伊達郡町村議会議長会提出【提案理由説明者:半澤桑折町議会議長】
 1.一般国道及び主要地方道の改良整備促進について
 2.地域医療の確保について

〇大玉村議会提出【提案理由説明者:佐藤大玉村議会議長】
 1.主要地方道等の早期整備促進について

〇岩瀬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:渡辺鏡石町議会議長】
 1.一般国道118号改良整備促進について
 2.一般国道4号鏡石町区間の4車線化整備促進について

〇南会津地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:五十嵐南会津町議会議長】
 1.JR只見線の早期全線復旧について
 2.会津縦貫南道路並びに栃木西部・会津南道路及び一般国道の整備促進について

〇会津耶麻町村議会議長会提出【提案理由説明者:大竹北塩原村議会議長】
 1.東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたり、体育施設及び合宿所等整備への支援と誘致活動の推進について
 2.有害鳥獣(ツキノワグマ・サル・イノシシ)による被害対策に係る支援について

〇両沼地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:伊藤柳津町議会議長】
 1.JR只見線の早期全線復旧について
 2.一般国道並びに主要地方道の整備促進について

〇東白川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:菊池矢祭町議会議長】
 1.過疎・中山間地域での医師不足解消のための財政支援について
 2.一級河川及び二級河川の環境整備について

〇西白河地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:諸根矢吹町議会議長】
 1.道路網の整備促進について
 2.福島空港の利用拡充について

〇石川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:鈴木古殿町議会議長】
 1.福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)有料区間の無料化について
 2.須賀川・いわき間の道路整備促進について

〇田村地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:村上小野町議会議長】
 1.産婦人科医の確保について
 2.広域河川改修事業『右支夏井川』の整備促進について

〇相馬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:大谷飯舘村議会議長】
 1.常磐自動車道の4車線化ついて
 2.一般国道115号「相馬福島道路」の早期供用について



決    議

 町村は、食料の供給、水源かん養、国土の保全等公益的な役割を担うとともに、住民にもっとも身近な基礎的自治体として、災害に強い安全なまちづくり、農山漁村の活性化、総合的な地域福祉施策等を推進し、豊かな地域社会の実現を図ることが強く求められている。
 しかしながら、町村を取り巻く環境は、過疎化、少子・高齢化の進行や、基幹産業である農林水産業の衰退など厳しい状況にあり、人口減少の克服と地方創生が喫緊の課題となっている。
更に、本県においては、東日本大震災・原子力発電所事故からの復旧・復興に向け、除染、汚染水対策、風評被害の克服など未だ数多くの解決すべき課題が山積している。
 こうした状況の中、真の地方自治を確立し、町村が将来にわたりその重要な役割を担っていくためには、地域の自主性及び自立性を高める地方分権改革を更に推進するとともに、偏在性の少ない安定的な地方税体系の構築や地方交付税等の一般財源総額確保など、自主財源の拡充による町村財政基盤の強化を図ることが不可欠である。
 我々地方議会人は、地方自治の本旨に基づく責務と役割の重大さを自覚し、地域住民の代表としての使命に徹した積極的な議会活動を通じて、町村自治の振興発展のため下記事項の早期実現を期するものとする。



一.地方分権改革の推進
一.町村財政基盤の確立
一.農林水産業振興対策の充実強化
一.農林水産業等の国益が確保できないTPPには断固反対
一.地域振興対策と産業基盤の充実強化
一.地域医療並びに社会福祉対策の充実強化
一.教育文化の振興、青少年健全育成対策の充実強化
一.高速交通網並びに道路網の整備促進
一.住民自治の推進に逆行する道州制導入には断固反対
一.町村議会の更なる活性化

以上決議する。

   平成27年6月5日



平成27年度福島県町村議会議長会定期総会


ふくしまの復興・再生に関する特別決議

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から、4年余が経過した。
原子力発電所事故は、度重なる汚染水流出の対応に追われ、廃炉に向けた取組みの遅れが懸念されるなど、収束とは依然として遠い状況にある。加えて飛散した放射性物質は、我々から平穏な暮らしと恵み豊かな大地を奪い、今も県内に様々な影響を及ぼしており、本県復興の大きな妨げとなっている。
このような中、国は、集中復興期間後の復興事業について、一部の事業に対する地元負担の導入や事業を打ち切る方針を示したところであるが、震災と原発事故の影響が複雑に絡み合う本県が真の復興を果たすためには、更なる時間と国の全面的な支援を必要としている。
また、「平成23年7月新潟・福島豪雨」では、JR只見線において3つの鉄橋が流出するなど甚大な被害が発生し、災害からまもなく4年が過ぎようとしている今日に至っても、未だ復旧の目途が立っておらず、一日も早い全線復旧が強く望まれている。
我々町村議会は、震災前の緑豊かな光輝く町村として再生されることを確信し、これまで以上に強固な結束と連携を図り全力を尽くす決意である。
よって、ふくしまの復興・再生が図られるよう、国並びに東京電力に対し、下記事項の実現について強く要請する。


一.集中復興期間後の復興財源を確実に確保するとともに、現行制度及び特例的財政支援措置を継続すること
一.福島復興再生特別措置法、福島復興再生基本方針に基づく施策について、必要な財源を確保し、確実に実施し、本県の復興を加速化させること
一.汚染水問題をはじめ福島第一原子力発電所事故の廃炉に向けた取組みを安全かつ着実に実施するとともに、県民が強く求める福島第二原子力発電所の廃炉を国の責任により決定すること
一.安全で安心して暮らすことのできる生活環境を取り戻すため、除染を確実に実施するとともに、県内各地に仮置きされている放射性廃棄物の早期処理のため、中間貯蔵施設の早期整備を図ること
一.県民の健康管理に万全を期すこと。特に、災害弱者である子どもや高齢者の健康管理を強化すること
一.解除された避難指示区域を含め、避難指示のあった町村の復興と避難者・帰還者の生活再建に対する支援に万全を期すこと
一.県内産業の復興・再生を図り、雇用の確保を図ること
一.震災・原発事故により甚大な被害を受けた本県浜通りの地域再生のエンジンとなる福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の早期実現を図ること
一.原発に依存しない社会の実現のため、再生可能エネルギーの促進を図ること
一.風評被害に苦しむあらゆる分野の産業に対し、風評被害克服の積極的な施策の展開を図ること
一.東京電力は風評被害を含む全ての損害を確実に賠償するとともに、国も事故原因者としての「義務」と「責任」を最後まで果たすこと
一.地域生活交通の維持確保のため、JR常磐線・JR只見線の早期全線復旧を図るとともに、JR只見線の復旧費に対し財政支援を行うこと

以上 決議する。


   平成27年6月5日

平成27年度福島県町村議会議長会定期総会




 
 右から佐藤一美会長、中野目正治副会長、佐々木清一副会長、
横山善博監事、村上昭正監事、目黒靜雄監事


◆平成26年度(第2回)定期総会


 平成27年2月25日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 総会は、小山克彦副会長(天栄村議長)の開会のことばで始まり、新町村議会議長の紹介のあと、目黒靜雄議長(新地町議長)が開催にあたっての挨拶をした。
 続いて、平成27年2月6日開催の全国町村議会議長会第66回定期総会において行われた全国町村議会議長会表彰並びに町村議会広報全国コンクール表彰の伝達を行った。
 議事では、議長に 芳賀沼順一 氏(南会津町議長) を選出して、平成25年度決算、平成27年度予算等を審議し、いずれも原案のとおり承認、決定された。
 以上議事をすべて終了したところで、目黒会長から平成27年度の事業計画及び予算については、経費の節減に努め、より効率的に効果を上げるよう努力するとの発言があり、齋藤邦夫副会長(只見町議長)が閉会のことばを述べ、総会を閉会した。

 なお、本総会で報告・決定された事項は、以下のとおり。

報告第1号 役員異動報告について
報告第2号 平成25年度会務報告について
報告第3号 平成26年度福島県町村議会議長会一般会計補正予算(第1号)について
議案第1号 平成25年度福島県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第2号 平成27年度会費分賦収入方法について
議案第3号 平成27年度福島県町村議会議長会事業計画及び一般会計予算について 

挨拶をする目黒会長

議長を務めた芳賀沼南会津町議長

◆平成26年度(第1回)定期総会


挨拶をする八島会長

 平成26年6月3日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長と多くの来賓の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 齋藤邦夫副会長(只見町)の開会のことばで始まり、新しく就任された町村議会議長を紹介し、八島博正会長(国見町)が挨拶を行った。
 続いて本会表彰規程に基づく優良町村議会(3町村議会)、特別功労者10名、自治功労者34名の表彰を行い、来賓の村田文雄県副知事、平出孝朗県議会議長、大塚節雄県町村会長(湯川村長)から祝辞が述べられた。
 議事では、議長に半澤高氏(桑折町)を選出し、はじめに報告第2号役員の異動報告を八島会長から報告した。
 議案第4号地方町村議会議長会提出議題20件について、順序に従い審議が行われ全議題を満場一致で可決した。
 議案第五号決議案について、現下当面する町村自治振興対策の重要課題についての決議案文を小山克彦副会長(天栄村)が朗読し、満場一致で採択された。
 議案第六号道州制の導入に断固反対する特別決議(案)について、特別決議案文を小山克彦副会長が朗読し、満場一致で採択された。
 議案第七号ふくしまの復興・再生に関する特別決議(案)、議案第八号福島第一原子力発電所における汚染水問題の早期解決を求める特別決議(案)、議案第九号福島県内すべての原子力発電所の廃炉を求める特別決議(案)については、一括議題とし、それぞれの特別決議案文を齋藤邦夫副会長が朗読し、満場一致で採択された。可決された地方提出議題及び決議並びに特別決議の実行運動方法については正副会長に一任された。
 以上で議事を終了、小山副会長の閉会のことばで総会を終了した。



総会の様子

祝辞を述べる村田副知事

祝辞を述べる平出議長

祝辞を述べる大塚町村会長 

議長を務める半澤桑折町議長


各地方町村議会議長会提出議題
〇伊達郡町村議会議長会提出【提案理由説明者:黒澤川俣町議会議長】
 1.一般国道及び主要地方道の改良整備促進について
 2.地域医療の確保について

〇大玉村議会提出【提案理由説明者:佐藤大玉村議会議長】
 1.主要地方道等の早期整備促進について

〇岩瀬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:渡辺鏡石町議会議長】
 1.一般国道118号改良整備促進について
 2.一般国道4号鏡石町区間の4車線化整備促進について

〇南会津地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:佐藤下郷町議会議長】
 1.JR只見線の早期全線復旧について
 2.会津縦貫南道路並びに栃木西部・会津南道路及び一般国道の整備促進について

〇会津耶麻町村議会議長会提出【提案理由説明者:穴澤磐梯町議会議長】
 1.防災行政無線等のデジタル化に対する補助制度の拡充について
 2.東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたり、体育施設及び合宿所等整備への支援と誘致活動の推進について

〇両沼地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:横山会津美里町議会議長】
 1.JR只見線の早期全線復旧について
 2.一般国道並びに一般県道の整備促進について

〇東白川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:和知棚倉町議会議長】
 1.野生鳥獣による農作物等被害防止対策の強化について

〇西白河地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:水野谷中島村議会議長】
 1.道路網の整備促進について
 2.福島空港の国際貨物空港としての基盤整備と周辺地域の企業誘致促進について

〇石川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:鈴木古殿町議会議長】
 1.福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)有料区間の無料化について
 2.須賀川・いわき間の道路整備促進について

〇田村地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:日下部三春町議会議長】
 1.産婦人科医の確保について
 2.二級河川右支夏井川河川改修事業(夏井川合流点から本飯豊橋までの区間)の促進について

〇相馬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:目黒新地町議会議長】
 1.常磐自動車道の4車線化ついて
 2.一般国道115号「相馬福島道路」の早期供用について


決    議

 町村は、食料の供給、水源かん養、国土の保全等公益的な役割を担うとともに、住民にもっとも身近な基礎的自治体として、災害に強い安全なまちづくり、農山漁村の活性化、総合的な地域福祉施策等を推進し、豊かな地域社会の実現を図ることが強く求められている。
 しかしながら、町村を取り巻く環境は、過疎化、少子・高齢化の進行や、基幹産業である農林水産業の衰退など厳しい状況にあり、更に本県においては、東日本大震災・原子力発電所事故からの復旧・復興に向け、除染、汚染水問題、風評被害の克服など極めて困難な課題が山積している。
 また、現在国により進められているTPP交渉の帰趨によっては、長引く景気の低迷により疲弊した地域経済・地域社会を一層深刻な状況に追い込むことが懸念されているところである。
 こうした状況の中、真の地方自治を確立し、町村が将来にわたりその重要な役割を担っていくためには、地域の自主性及び自立性を高める地方分権改革をさらに推進するとともに、偏在性の少ない安定的な地方税体系の構築や地方交付税の復元・増額など、自主財源の拡充による町村財政基盤の強化を図ることが不可欠である。
 我々地方議会人は、地方自治の本旨に基づく責務と役割の重大さを自覚し、地域住民の代表としての使命に徹した積極的な議会活動を通じて、町村自治の振興発展のため下記事項の早期実現を期するものとする。



一.地方分権改革の推進
一.町村財政基盤の確立
一.農林水産業振興対策の充実強化
一.農林水産業等の国益が確保できないTPPには断固反対
一.地域振興対策と産業基盤の充実強化
一.地域医療並びに社会福祉対策の充実強化
一.教育文化の振興、青少年健全育成対策の充実強化
一.高速交通網並びに道路網の整備促進
一.町村議会の更なる活性化

以上決議する。

   平成26年6月3日



平成26年度福島県町村議会議長会定期総会


道州制の導入に断固反対する特別決議

 これまで本会をはじめ県内町村議会、そして全国町村議会議長会は、道州制導入に一貫して断固反対するとして決議や意見書等を採択し、各関係方面への要請を行ってきた。
 これまでの要請では、道州制への漠然としたイメージや期待感のみが先行し、国民の感覚から遊離していること、道州制の導入により市町村合併がさらに強制されれば、農山漁村の住民自治は衰退の一途を辿り、ひいては国の崩壊につながっていくことなどの問題点を指摘してきた。
しかしながら、我々の懸念や主張にもかかわらず、与党においては「道州制推進基本法案」の提出を目指すこととしている。
 道州制は、地方分権とは似て非なる制度で、新たな集権体制を生み出すものであり、また、税源が豊かで社会基盤が整っている大都市圏への更なる集中を招き、地域間格差は一層拡大することは明白である。加えて道州における中心部と周縁部の格差も広がり、行政と住民の距離が遠くなり、地方自治の根幹である住民自治が大きく後退することが懸念される。
 それぞれの地域には歴史、文化、慣習、伝統といった地域の特色があり、国土の多様な姿に見合った多彩な町村が存在することがこの国の活力の源泉であり、地方自治本来の姿であることを忘れてはならない。
 よって、道州制の導入に断固として反対する。

以上 決議する。

   平成26年6月3日

平成26年度福島県町村議会議長会定期総会



ふくしまの復興・再生に関する特別決議

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から、まもなく3年3か月が経過する。
 原子力発電所事故は、増え続ける汚染水への抜本的な解決策を見出せずにいるなど、収束とは程遠い状況にある。加えて飛散した放射性物質は、我々から平穏な暮らしと恵み豊かな大地を奪い、今も県内に様々な影響を及ぼしており、本県復興の大きな妨げとなっているばかりか、根拠のない、心無い風評を招き県民の心を傷つけている。
 更に、「平成23年7月新潟・福島豪雨」は、JR只見線において3つの鉄橋が流出するなど甚大な被害が発生し、復旧を図るためには約85億円という莫大な費用と4年を越える工期が必要という試算結果が示され、未だ復旧の目途が立っていない。
 今、県民が求めているのは、「目に見える復興」であり、国が「福島を復興させる」という強い決意を行動で示すことである。
 我々町村議会もまた、震災前の緑豊かな光輝く町村として再生されることを確信し、これまで以上に強固な結束と連携を図り全力を尽くす決意である。
 よって、ふくしまの復興・再生が図られるよう、国並びに東京電力に対し、下記事項の実現について強く要請する。



一.福島復興再生基本方針に基づく施策については、必要な財源を確保し、確実に実施するなど本県の復興を加速化させること
一.国内外の英知を結集し、国が前面に立って、福島第一原子力発電所事故を真に収束させるとともに、廃炉に向けた取組みを安全かつ着実に実施すること
一.安全で安心して暮らすことのできる生活環境を取り戻すため、効果的な除去手法、減容化技術を確立し、除染を確実に実施すること
一.県民の健康管理に万全を期すこと。特に、災害弱者である子どもや高齢者の健康管理を強化すること
一.解除された避難指示区域を含め、避難指示のあった町村の復興と避難者・帰還者の生活再建に対する支援に万全を期すこと
一.県内産業の復興・再生を図り、雇用の確保を図ること
一.原発に依存しない社会の実現のため、再生可能エネルギーの促進を図ること
一.風評被害に苦しむあらゆる分野の産業に対し、風評被害克服の積極的な施策の展開を図ること
一.東京電力は原発事故がなければ生じることのなかった全ての損害を確実に賠償するとともに、国も事故原因者としての「義務」と「責任」を最後まで果たすこと
一.地域生活交通の維持確保のため、JR常磐線・JR只見線の早期全線復旧を図るとともに、JR只見線の復旧費に対し財政支援を行うこと

以上 決議する。


   平成26年6月3日

平成26年度福島県町村議会議長会定期総会



福島第一原子力発電所における汚染水問題の
早期解決を求める特別決議


 東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題は、増え続ける汚染水に対し有効な対策が講じられないまま、新たな漏えいや機器の人為的な操作ミスによるトラブルが頻発するなど、汚染水管理に関する東京電力への信頼は失墜し、ずさんな管理に県民は強い憤りと不安を感じている。
 汚染水対策では、現在、増え続ける汚染水を抑制するため地下水バイパスによる海洋放出を実施しているところであるが、漁業者が苦渋の決断で放出を受け入れたことを重く受け止め、徹底した監視と情報開示が求められている。
 また、地下水バイパスのほか、凍土遮水壁と多核種除去設備(ALPS)が、汚染水対策の柱と位置付けられているが、遮水壁は、建屋内の汚染水の逆流や自然災害への備えなど設置後の安全性に不安要素が残っている。更にALPSは、度重なるトラブルで5月20日には3系統すべてで処理ができない状態になるなど、本年4月から予定していた本格稼働の延期を余儀なくされ、汚染水の処理計画に大きな支障を来している。
 汚染水問題は、県民生活や県内産業に大きな影響を及ぼしているばかりか、風評被害の払拭を始めとした本県復興の取組みへの大きな妨げとなっており、もはや東京電力だけで対応できる問題ではないことは明らかである。国は、本県の復興を軌道に乗せるためにも問題の解決に向けた具体的な見通しを示し、一刻も早く対策を実行すべきである。
 よって、早急に汚染水問題の解決に総力を挙げて取り組むよう、国並びに東京電力に対し強く要請する。


   平成26年6月3日

平成26年度福島県町村議会議長会定期総会



福島県内すべての原子力発電所の廃炉を求める特別決議

 東京電力は、廃炉・汚染水対策を加速させるため、社内分社「福島第一廃炉推進カンパニー」を発足し、現場に権限と責任を集中させたが、高濃度汚染水の誤送などトラブルが絶えず、もはや一企業で対応できる問題ではないことは明らかであり、早急に国の責任の下での実効性のある体制の構築が必要である。
 現在、我々は、避難者の帰還に向けた環境整備に全力を傾注しているが、廃炉の見通しと安全が担保されなければ、避難者が安心して戻れる環境が整っているとは言えず、また帰還時期の判断にも大きな影響を及ぼすことになる。
 県民は3年余の長い間、進まない復興への苛立ちや帰郷への希望と諦めの交錯した思いに苦しめられており、一刻も早い事故収束と事故前の平穏な日常を取り戻すことが最大の願いである。
 また、本県は、かつてない原発事故の教訓から、安全と地域のあり方を改めて考え、再生可能エネルギーを推進し、原子力に頼らない、地域経済社会の構築を進めることとしている。
 よって、未曾有の事故を経験し、今もって苦難に見舞われている本県の実情を重く受け止め、県内すべての原子力発電所を廃炉にするよう、国並びに東京電力に対し強く要請する。

以上 決議する。


   平成26年6月3日

平成26年度福島県町村議会議長会定期総会



◆平成25年度(第2回)定期総会


 平成26年2月24日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長等60名の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 総会は、小山克彦副会長(天栄村議長)の開会のことばで始まり、新町村議会議長の紹介のあと、八島博正会長(国見町議長)が開催にあたっての挨拶をした。
 続いて、平成26年2月6日開催の全国町村議会議長会第65回定期総会において行われた全国町村議会議長会表彰並びに町村議会広報全国コンクール表彰の伝達を行った。
 議事では、議長に 須藤利夫 氏(玉川村議長) を選出して、平成24年度会務報告、平成24年度一般会計決算、平成26年度会費・一般会計予算を審議し、いずれも原案のとおり承認、決定された。
 以上議事をすべて終了したところで、八島会長から平成26年度の事業計画及び予算については、経費の節減に努め、より効率的に効果を上げるよう努力するとの発言があり、齋藤邦夫副会長(只見町議長)が閉会のことばを述べ、総会を閉会した。

 なお、本総会で報告・決定された事項は、以下のとおり。

報告第1号 平成24年度会務報告について
議案第1号 平成24年度福島県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第2号 平成26年度会費分賦収入方法について
議案第3号 平成26年度福島県町村議会議長会事業計画及び一般会計予算について 

挨拶をする八島会長

議長を務めた須藤玉川村議長



◆平成25年度(第1回)定期総会


挨拶をする大野会長

 平成25年6月6日午後1時30分から杉妻会館において、県内の町村議会議長と多くの来賓の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 八島博正副会長(国見町)の開会のことばで始まり、新しく就任された町村議会議長を紹介し、大野峯会長(石川町)が挨拶を行った。
 続いて本会表彰規程に基づく優良町村議会(3町村議会)、特別功労者1名、自治功労者14名の表彰を行い、来賓の村田文雄副知事、斎藤健治県議会議長、金子恵美参議院議員、大塚節雄県町村会長(湯川村長)から祝辞が述べられた。
 議事では、議長に齋藤善平氏(会津坂下町)を選出し、はじめに報告第2号役員の異動報告を大野会長から報告した。
 議案第4号地方町村議会議長会提出議題21件について、順序に従い審議が行われ全議題を満場一致で可決した。
 議案第5号決議案並びに実行運動方法について、現下当面する町村自治振興対策の重要課題についての決議案文を穴澤保副会長(磐梯町)が朗読し、満場一致で採択された。
 議案第6号特別決議について、ふくしまの復興・再生に関する決議案文を八島博正副会長が朗読し、満場一致で採択された。それぞれの決議に伴う実行運動方法については正副会長に一任された。
 次に任期満了に伴う役員選挙を行い、会長に八島博正氏(国見町)、副会長に小山克彦氏(天栄村)と齋藤邦夫氏(只見町)、監事に佐藤悟氏(大玉村)、鈴木武喜氏(猪苗代町)、大野峯氏(石川町)を選出した。
 以上で議事を終了、穴澤保副会長の閉会の挨拶で総会を終了した。


総会の様子

祝辞を述べる村田副知事

祝辞を述べる斎藤議長

祝辞を述べる金子参議院議員

祝辞を述べる大塚町村会長 


各地方町村議会議長会提出議題

〇伊達郡町村議会議長会提出【提案理由説明者:半澤桑折町議会議長】
 1.一般国道及び主要地方道の改良整備促進について
 2.地域医療の確保について

〇大玉村議会提出【提案理由説明者:佐藤大玉村議会議長】
 1.主要地方道等の早期整備促進について

〇岩瀬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:小山天栄村議会議長】
 1.一般国道118号改良整備促進について
 2.一般国道4号鏡石区間の4車線化整備促進について

〇南会津地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:星檜枝岐村議会議長】
 1.へき地医療の充実と県立南会津病院の整備拡充について
 2.会津縦貫南道路並びに栃木西部・会津南道路及び一般国道の整備促進について

〇会津耶麻町村議会議長会提出【提案理由説明者:小椋北塩原村議会議長】
 1.磐梯山周遊観光道路の整備促進と山のみち地域づくり交付金事業(北塩原・磐梯線)
   による道路改良の促進について
 2.防災行政無線等のデジタル化に対する補助制度の拡充について

〇両沼地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:角田昭和村議会議長】
 1.一般国道の整備促進について
 2.磐越自動車道・新鶴スマートICの24時間開放の早期実現について

〇東白川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:前田鮫川村議会議長】
 1.頭首工等の法定水利権の取得に対する新規補助事業の創設について
 2.木質バイオマスに関する再生可能エネルギー及び林業に関する研究の推進と郡内住民への説明等について

〇西白河地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:栗崎矢吹町議会議長】
 1.道路網の整備促進について
 2.福島空港の国際貨物空港としての基盤整備と周辺地域の企業誘致促進について

〇石川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:阿部平田村議会議長】
 1.福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)有料区間の無料化について
 2.須賀川・いわき間の道路整備促進について

〇田村地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:村上小野町議会議長】
 1.町立三春病院への産婦人科医の確保について
 2.二級河川右支夏井川河川改修事業(夏井川合流点から本飯豊橋までの区間)の促進について

〇相馬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:佐藤飯舘村議会議長】
 1.常磐自動車道(広野IC~山元IC間)の早期供用について
 2.一般国道115号相馬福島道路の早期供用について


決    議

 町村は、食料の供給、水源かん養、国土の保全等公益的な役割を担うとともに、住民にもっとも身近な基礎的自治体として、災害に強い安全なまちづくり、農山漁村の活性化、総合的な地域福祉施策等を推進し、豊かな地域社会の実現を図ることが強く求められている。
 しかしながら、町村を取り巻く環境は、過疎化、少子・高齢化の進行や、基幹産業である農林水産業の衰退など極めて厳しく、TPP交渉の帰趨によっては、一層深刻な状況となることが懸念され、さらには町村存亡の危機に直面する道州制導入に向けた議論が推し進められている。
 とりわけ道州制は、大都市圏へのさらなる集中を招き地域間格差が一層拡大することになり、事務権限の受け皿という名目のもと市町村の再編を強いることになれば、住民と行政との距離が遠くなり、住民自治が衰退してしまうことは明らかである。
 また、東日本大震災から2年余が経過したが、被災地に残された爪痕はあまりにも大きく、原子力発電所事故は未だ収束とは程遠い状況にあり、多くの住民が明日への希望を見出せない状況の中で、困難な避難生活を余儀なくされている。
 こうした状況の中、真の地方自治を確立し、町村が将来にわたりその重要な役割を担っていくためには、地域の自主性及び自立性を高めるための改革をさらに推進するとともに、偏在性の少ない安定的な地方税体系の構築や地方交付税の復元・増額など、自主財源の拡充による町村財政基盤の強化を図ることが不可欠である。
 われわれ地方議会人は、地方自治の本旨に基づく責務と役割の重大さを自覚し、地域住民の代表としての使命に徹した積極的な議会活動を通じて、町村自治の振興発展のため下記事項の早期実現を期するものとする。




一.地方分権改革の推進
一.町村財政基盤の確立
一.農林水産業振興対策の充実強化
一.農林水産業等の国益が確保できないTPPには断固反対
一.地域振興対策と産業基盤の充実強化
一.地域医療並びに社会福祉対策の充実強化
一.教育文化の振興、青少年健全育成対策の充実強化
一.高速交通網並びに道路網の整備促進
一.住民自治の推進に逆行する道州制導入には断固反対
一.町村議会の更なる活性化


以上決議する。


   平成25年6月6日


平成25年度福島県町村議会議長会定期総会


特 別 決 議
ふくしまの復興・再生に関する決議


 未曾有の被害をもたらした東日本大震災より2年余が経過したが、巨大地震、巨大津波の傷跡は、今なお深く被災地に刻まれている。
 さらに本県では、未来を担うとされていた原子力発電所で事故が発生し、加えて同年7月には記録的な豪雨が会津地方を襲った「平成23年7月新潟・福島豪雨」が発生するなど、県下全域にわたり甚大な被害が生じた。
 特に、事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所は、度重なる冷却システムの不具合や汚染水漏れの問題など、今もって真の収束とは程遠く、本県復興への大きな妨げとなっている。
 また、平成23年7月新潟・福島豪雨では、地域生活交通の要であるJR只見線の鉄橋が流出するなど甚大な被害が発生し、全線復旧を図るためには80億円を超える莫大な費用を要することが判明したところである。
 今、県民が求めているのは、「目に見える復興」であり、国は「福島を復興させる」という強い決意を、実行と結果をもって示すべきである。
 我々町村議会もまた、震災前の緑豊かな光輝く町村として再生されることを確信し、これまで以上に強固な結束と連携を図り全力を尽くす決意である。
 よって、国並びに東京電力に対し、ふくしまの復興・再生が図られるよう、下記事項の実現について強く要請する。




一 国内外の英知を結集し、福島第一原子力発電所事故を真に収束させること
一 福島復興再生基本方針に基づく施策について、財源の確保を含め着実に実施し、
   復旧・復興のさらなるスピードアップを図ること
一 放射性物質の除染・除去手法・減容化技術を確立し、早急に実施すること
一 県民の健康管理に万全を期すこと
一 避難者、帰還者の住環境整備に万全を期すこと
一 県内産業の復興・再生を図り、雇用の確保を図ること
一 原発に依存しない社会の実現のため、再生可能エネルギーの促進を図ること
一 風評被害に苦しむあらゆる分野の産業に対し、風評被害克服の積極的な施策の展開を図ること
一 東京電力は原発事故がなければ生じることのなかった全ての実害を確実に賠償するとともに、
   国も事故原因者としての「義務」と「責任」を最後まで果たすこと
一 地域生活交通の維持確保のため、JR常磐線・JR只見線の早期全線復旧を図るとともに、
   JR只見線の復旧費に対し財政支援を行うこと


以上決議する。

   平成25年6月6日

平成25年度福島県町村議会議長会定期総会




役  員  選  挙

新正副会長及び監事

会 長
八島 博正 (伊達郡国見町議会議長)


副会長
小山 克彦 (岩瀬郡天栄村議会議長)
齋藤 邦夫 (南会津郡只見町議会議長)


監 事
佐藤   悟 (安達郡大玉村議会議長)
鈴木 武喜 (耶麻郡猪苗代町議会議長)
大野   峯 (石川郡石川町議会議長)

 左から八島会長、小山副会長、齋藤副会長、
佐藤監事、鈴木監事、大野監事



◆平成24年度(第2回)定期総会


 平成25年2月25日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長等60名の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 総会は、八島博正副会長(国見町)の開会のことばで始まり、新町村議会議長の紹介のあと、大野峯会長(石川町)が開催にあたっての挨拶をした。
 続いて、平成25年2月6日開催の全国町村議会議長会第64回定期総会において行われた全国町村議会議長会表彰並びに町村議会広報全国コンクール表彰の伝達を行った。
 議事では、議長に新地町議会議長 目黒 靜雄 氏 を選出して、平成23年度会務報告、平成24年度一般会計補正予算、平成23年度一般会計決算、平成25年度会費・一般会計予算を審議し、いずれも原案のとおり承認、決定された。
 以上議事をすべて終了したところで、大野会長から平成25年度の事業計画及び予算については、経費の節減に努め、より効率的に効果を上げるよう努力するとの発言があり、穴澤保副会長(磐梯町)が閉会のことばを述べ、総会を閉会した。


挨拶をする大野会長

議長を務めた目黒新地町議長

なお、本総会で承認・決定された事項は、以下のとおり。

報告第1号 平成23年度会務報告について
報告第2号 平成24年度福島県町村議会議長会一般会計補正予算(第1号)について
議案第1号 平成23年度福島県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第2号 平成25年度会費分賦収入方法について
議案第3号 平成25年度福島県町村議会議長会事業計画及び一般会計予算について 



◆平成24年度(第1回)定期総会


 平成24年6月4日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長と多くの来賓の出席のもと、本会定期総会を開催した。
 穴澤保副会長(磐梯町)によって開会が宣せられ、新しく就任された町村議会議長を紹介し、大野峯会長(石川町)が挨拶を行った。
 続いて本会表彰規程に基づく優良町村議会(3町村議会)、特別功労者5名、自治功労者10名の表彰を行い、来賓の村田副知事、斎藤健治県議会議長、吉野正芳衆議院議員、石原洋三郎衆議院議員、岩城光英参議院議員、荒井広幸参議院議員、金子恵美参議院議員、森まさこ参議院議員、小熊慎司参議院議員、佐藤正博県町村会長(西郷村長)から祝辞が述べられた。
 議事では、議長に鈴木宏始氏(西郷村)を選出し、はじめに報告第5号役員の異動報告を大野会長から報告した。
 議案第4号地方町村議会議長会提出議題21件について、順序に従い審議が行われ全議題を満場一致で可決した。
 議案第5号決議案並びに実行運動方法について、現下当面する町村自治振興対策の重要課題についての決議案文を八島博正副会長(国見町)が朗読し、満場一致で採択された。
 議案第6号特別決議について、新生ふくしまの創造に向けた決議案文を穴澤保副会長が朗読し、満場一致で採択された。それぞれの決議に伴う実行運動方法については正副会長に一任された。
 監事1名の欠員による選挙第1号監事補欠選挙では、議長からの指名推薦により選挙を行い、長谷川盛雄氏(金山町)が選出された。
 以上で議事を終了、八島博正副会長の閉会の挨拶で総会を終了した。


挨拶をする大野会長

祝辞を述べる村田副知事

祝辞を述べる斎藤議長

祝辞を述べる吉野衆議院議員

祝辞を述べる石原衆議院議員

祝辞を述べる岩城参議院議員
 
祝辞を述べる荒井参議院議員

祝辞を述べる金子参議院議員

祝辞を述べる森参議院議員

祝辞を述べる小熊参議院議員

祝辞を述べる佐藤町村会長
 


各地方町村議会議長会提出議題

〇伊達郡町村議会議長会提出【提案理由説明者:半澤桑折町議会議長】

 1.一般国道及び主要地方道の改良整備促進について
 2.地域医療の確保について

〇大玉村議会提出(旧安達地方町村議会議長会【提案理由説明者:佐藤大玉村議会議長】

 1.主要地方道等の早期整備促進について

〇岩瀬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:小山天栄村議会議長】

 1.一般国道4号拡幅整備促進について
 2.一般国道118号改良整備促進について

〇南会津地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:芳賀沼南会津町議会議長】

 1.へき地医療の充実と県立南会津病院の整備拡充について
 2.会津縦貫南道路並びに栃木西部・会津南道路及び一般国道の整備促進について

〇会津耶麻町村議会議長会提出【提案理由説明者:武藤西会津町議会議長】

 1.緑資源幹線林道事業廃止による北塩原村・磐梯町区間の道路改良継続と磐梯山周遊観光道路の整備促進について
 2.防災行政無線等のデジタル化に対する補助制度の拡充について

〇両沼地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:齋藤会津坂下町議会議長】

 1.一般国道の整備促進について
 2.福島県立川口高等学校の充実について

〇東白川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:鈴木塙町議会議長】

 1.一級河川から取水している頭首工(堰)等の法定水利権の取得事業について
 2.木質バイオマスに関する再生可能エネルギー及び林業の研究施設の誘致について

〇西白河地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:水野谷中島村議会議長】

 1.道路網の整備促進について
 2.福島空港の国際貨物空港としての基盤整備と周辺地域の企業誘致促進について

〇石川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:笹島浅川町議会議長】

 1.福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)有料区間の無料化について
 2.須賀川・いわき間の道路整備促進について

〇田村地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:村上小野町議会議長】

 1.町立三春病院への産婦人科医の確保について
 2.二級河川右支夏井川河川改修事業(夏井川合流点から本飯豊橋までの区間)の促進について

〇相馬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:目黒新地町議会議長】

 1.常磐自動車道(相馬~山元間)の整備促進について
 2.一般国道115号相馬福島道路の建設促進及びアクセス道路の整備について


決    議

 町村は、住民にもっとも身近な基礎的自治体として、災害に強い安全なまちづくり、生活関連施設の整備、農山漁村の活性化、総合的な地域福祉施策等を推進し、豊かな地域社会の実現を図ることが強く求められている。
また、農山漁村地域にある町村は、国土や自然環境の保全、水源かん養、食料の供給等、公益的な役割を担い続けなければならない。
 しかしながら、町村を取り巻く環境は、厳しい財政状況のなか、少子・高齢化、人口の過疎化、深刻な経済・雇用情勢など、多くの困難な課題に直面し、ますます厳しい状況となっている。
 また、多くの人命と平穏な日々の暮らしを奪った東日本大震災から1年余が過ぎたが、未曽有の被害をもたらした大震災の爪痕は、深く被災地に刻まれたままである。
東京電力福島第一原子力発電所事故も本格的な収束には程遠い状況にあり、本県の復旧・復興への道程は険しく、先人達が長い年月をかけて育んできた恵み豊かな大地、そして太平洋の大海原は放射性物質に汚染され、土に生き、海とともに生きてきた人々は今、希望を探そうと苦しんでいる。
 このような状況の中、真の地方自治を確立し、町村が将来にわたりその重要な役割を担っていくためには、地域の自主性及び自立性を高めるための改革をさらに推進するとともに、偏在性の少ない安定的な地方税体系の構築や地方交付税の復元・増額など、自主財源の拡充による町村財政基盤の確立が不可欠である。
 われわれ地方議会人は、地方自治の本旨に基づく責務と役割の重大さを自覚し、地域住民の代表としての使命に徹した積極的な議会活動を通じて、町村自治の振興発展のため下記事項の早期実現を期するものとする。



1、地方分権改革の推進
1、町村財政基盤の確立
1、農林水産業振興対策の充実強化
1、地域振興対策と基盤産業開発の促進
1、地域医療並びに社会福祉対策の充実強化
1、教育文化の振興、青少年健全育成対策の充実強化
1、高速交通網並びに道路網の整備促進
1、町村議会の更なる活性化

以上決議する。


   平成24年6月4日


平成24年度福島県町村議会議長会定期総会

特 別 決 議
新生ふくしまの創造に向けた決議


 未曾有の被害をもたらした東日本大震災より1年余が経過したが、我が国がかつて経験したことのない巨大地震、巨大津波の傷跡は、今なお深く被災地に刻まれている。
 加えて本県では、未来を担うとされていた原子力発電所で事故が発生し、その事故によって飛散した放射性物質が、本県のあらゆる分野に悪影響を及ぼしているばかりか、本県の復興を遅らせている最大の要因となっている。
 今、県民が求めているのは、「目に見える復興」であり、今こそ国は、「福島の再生なくして、日本の再生なし」という強い決意を、実行をもって示すべきである。
 我々町村議会もまた、震災前の緑豊かな光輝く町村として再生されることを確信し、これまで以上に強固な結束と連携を図り全力を尽くす決意である。
 よって、国は、本県が掲げる“新生ふくしまの創造”が図れるよう、下記事項に関し特段の措置を講じるよう強く要請する。



1、国内外の英知を結集し、福島第一原子力発電所事故を真に収束させること
1、福島復興再生基本方針に基づく施策について、財源の確保を含め着実に実施し、
  復旧・復興のさらなるスピードアップを図ること
1、放射性物質の除染、除去手法を確立し、早急に実施すること
1、県民の健康管理に万全を期すこと
1、避難者、帰還者の住環境整備に万全を期すこと
1、県内産業の復興・再生を図り、雇用の確保を図ること
1、原発に依存しない社会の実現のため、再生可能エネルギーの促進を図ること
1、風評被害に苦しむあらゆる分野の産業に対し、風評被害克服の積極的な施策の展開を図ること
1、原発事故がなければ生じることのなかった全ての損害について、東京電力(株)に対し
  迅速かつ確実に賠償させること


以上決議する。

   平成24年6月4日

平成24年度福島県町村議会議長会定期総会





◆平成23年度(第2回)定期総会


 平成24年2月23日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長など60名が出席のもと、本会定期総会を開催した。
 開会に先立ち東日本大震災から間もなく1年を迎えるにあたり、出席者全員により黙とうを捧げ、穴澤保副会長(磐梯町)の開会のことばで総会を開会した。
 はじめに、6月の総会以降新しく就任された町村議会議長を紹介し、木田武一会長(平田村)が挨拶を行った。
 次に、全国町村議会議長会表彰の伝達を行った。
 議事では、議長に小椋眞氏(北塩原村)を選出し、議案等の審議を行った。
  報告第1号平成22年度会務報告では、平成22年4月1日から平成23年3月31日までの会議、政務、各種研修会の開催、議員互助事業等について報告した。
 報告第2号役員異動報告では、平成23年6月の定期総会以降の役員異動について報告した。
 報告第3号平成23年度一般会計補正予算(第1号)並びに報告第四号平成23年度一般会計補正予算(第2号)については、一括議題とし、会長並びに事務局長から報告し、了承された。
 議案第1号平成22年度一般会計決算の認定では、会長並びに事務局長の説明に続き、角田伊一監事(三島町)から監査結果報告があり、認定された。
 議案第2号平成24年度会費分賦収入方法並びに議案第3号平成24年度事業計画及び一般会計予算については、一括議題とし、会長並びに事務局長から説明し、原案のとおり可決された。
 以上議事をすべて終了したところで、木田会長から平成24年度の事業計画及び予算については、経費の節減に努め、より効率的に効果を上げるよう努力するとの発言があり、八島博正副会長(国見町)が閉会のことばを述べ、総会を閉会した。


挨拶をする木田会長

議長を務めた小椋北塩原村議長


報告第1号 平成22年度会務報告について
報告第2号 役員異動報告について
報告第3号 平成23年度福島県町村議会議長会一般会計補正予算(第1号)について
報告第4号 平成23年度福島県町村議会議長会一般会計補正予算(第2号)について
議案第1号 平成22年度福島県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第2号 平成24年度会費分賦収入方法について
議案第3号 平成24年度福島県町村議会議長会事業計画及び一般会計予算について



◆平成23年度(第1回)定期総会


 平成23年6月6日午後1時から杉妻会館において、県内の町村議会議長及び地方議長会事務局長が出席のもと、本会定期総会を開催した。
 齋藤賢一副会長(新地町)によって開会が宣せられ、新しく就任された町村議会議長を紹介し、鈴木巖会長(会津美里町)が挨拶を行った。続いて知事代理の松本副知事より挨拶を頂き、本会表彰規程に基づく優良町村議会(3町村議会)、特別功労者15名、自治功労者78名の表彰が行われ、議長に遠藤幸男氏(川内村)を選出して議事に入った。
 報告第2号役員の異動報告を鈴木会長から報告した。
 議案第4号地方町村議会議長会提出議題21件について、順序に従い審議が行われ全議題を満場一致で可決した。
 議案第5号決議案並びに実行運動方法について、現下当面する町村自治振興対策の重要課題についての決議案文を富永盛彦副会長(矢祭町)が朗読し、原案のとおり採択された。
 議案第6号特別決議について、東日本大震災に関する特別決議案文を齋藤賢一副会長が朗読し、採択された。それぞれの決議に伴う実行運動方法については正副会長に一任された。
 本会役員の任期満了に伴う役員選挙では、会長に藤田幸一氏(浅川町)、副会長に佐藤喜三郎氏(川俣町)と大沼洋平氏(西会津町)、監事に今泉文克氏(鏡石町)と角田伊一氏(三島町)と石田忠文氏(大熊町)を選出した。
 議事終了後、県内町村が今まで以上に一致結束し、東日本大震災の危機を乗り切り、一日も早い復旧・復興が図られるよう、鈴木会長の発声によるガンバロー三唱を行い、富永盛彦副会長の閉会の挨拶で総会を終了した。


挨拶をする鈴木会長

挨拶をする松本副知事
   

ガンバロー三唱


各地方町村議会議長会提出議題

○伊達地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:浅野桑折町議会議長】
 1.一般国道及び主要地方道の改良整備促進について
 2.地域医療の確保について
○大玉村議会(旧安達地方町村議会議長会)提出【提案理由説明者:菅野大玉村議会議長】
 1.主要地方道等の早期整備促進について
○岩瀬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:揚妻天栄村議会議長】
 1.一般国道4号拡幅整備促進について
 2.一般国道118号改良整備促進について
○南会津地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:星下郷町議会議長】
 1.へき地医療の充実と県立南会津病院の整備拡充について
 2.会津縦貫南道路並びに栃木西部・会津南道路及び一般国道の整備促進について
○会津耶麻町村議会議長会提出【提案理由説明者:鈴木猪苗代町議会議長】
 1.自然環境を活用した企業誘致等に対する県の具体的支援について
 2.農地・水保全管理支払交付金の「共同活動支援交付金」の継続と関係予算の堅持について
○両沼地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:三澤湯川村議会議長】
 1.磐越自動車道の整備促進について
 2.一般国道の整備促進について
○東白川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:富永矢祭町議会議長】
 1.一般国道と主要地方道路網の整備促進について
 2.一級河川「久慈川」の環境整備について
○西白河地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:柏村矢吹町議会議長】
 1.道路網の整備促進について
 2.福島空港の国際貨物空港としての基盤整備と周辺地域の企業誘致促進について
○石川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:大野石川町議会議長】
 1.福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)有料区間の無料化について
 2.須賀川・いわき間の道路整備促進について
○田村地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:大和田小野町議会議長】
 1.町立三春病院への産婦人科医の確保について
 2.二級河川右支夏井川河川改修事業(夏井川合流点から本飯豊橋までの区間)の促進について
○相馬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:佐藤飯舘村議会議長】
 1.常磐自動車道の整備促進について
 2.一般国道115号阿武隈東道路・霊山道路の建設促進及びアクセス道路の整備について




決    議

 町村は、住民にもっとも身近な基礎的自治体として、災害に強い安全なまちづくり、生活関連施設の整備、農山漁村の活性化、総合的な地域福祉施策等を推進し、豊かな地域社会の実現を図ることが強く求められている。
また、農山漁村地域にある町村は、国土や自然環境の保全、水源かん養、食料の供給等、公益的な役割を担い続けなければならない。
 しかしながら、町村を取り巻く環境は、厳しい財政状況のなか、少子・高齢化、人口の過疎化、深刻な経済・雇用情勢など、多くの困難な課題に直面し、ますます厳しい状況となっている。
 さらに3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、激しい揺れと大津波によって、多くの尊い命が失われるなど、各地に甚大な被害をもたらし、加えて、東京電力福島第一原子力発電所の事故による原子力災害も発生するなど、未曾有の危機となっている。
 このような状況の中、真の地方自治を確立し、町村が将来にわたりその重要な役割を担っていくためには、地域の自主性及び自立性を高めるための改革をさらに推進するとともに、偏在性の少ない安定的な地方税体系の構築や地方交付税の復元・増額など、自主財源の拡充による町村財政基盤の確立が不可欠である。
 われわれ地方議会人は、地方自治の本旨に基づく責務と役割の重大さを自覚し、地域住民の代表としての使命に徹した積極的な議会活動を通じて、町村自治の振興発展のため下記事項の早期実現を期するものとする。



1、地方分権改革の推進
1、町村財政基盤の確立
1、農林水産業振興対策の充実強化
1、地域振興対策と基盤産業開発の促進
1、地域医療並びに社会福祉対策の充実強化
1、教育文化の振興、青少年健全育成対策の充実強化
1、高速交通網並びに道路網の整備促進
1、町村議会の更なる活性化


以上決議する。


   平成23年6月6日


平成23年度福島県町村議会議長会定期総会


特別決議
東日本大震災に関する決議


  3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、我が国がかつて経験したことのない激しい揺れと大津波によって多くの家屋と尊い命が失われるなど、壊滅的被害をもたらした。
 加えて本県においては、東京電力㈱福島第一原子力発電所の事故により放射能漏れが発生し、今もって収束の道筋すら見えない憂慮すべき事態となっている。
避難を余儀なくされた住民は、避難先において不便な生活を強いられ、いつ帰宅できるのかと焦燥も募り心身の疲労も極限に達しており、特に、避難生活が長引く中で、災害弱者の高齢者や子どもの健康管理が大きな課題となっている。
地域経済と雇用を支える事業者においても未だ事業再開の見通しが立たない状況にあり、野菜等の摂取制限・出荷制限、米の作付制限、さらには農林水産物や工業製品、観光産業等における風評被害も発生し、原子力災害の影響はますます拡大している。
 政府には、原子力発電所事故の一刻も早い収束と正確で迅速な情報提供、スピード感を持った実効ある施策の展開を求めるとともに、塗炭の苦しみにある被災者と被災自治体の声に真摯に耳を傾け、心の通った対応を強く望むものである。
 これまで町村は、日本の原風景である豊かな山河の自然とともに共存し、それを守り続けてきたところであり、我々の責務はこの故郷を子々孫々に繋ぐことにある。
我々町村議会議長は、必ず被災町村の住民が故郷に戻り、そして緑豊かな光り輝く町村の再生が図られることを確信し、これまで以上に強固な結束と連携を図り全力を尽くす決意である。
 よって、国は、一刻も早い事態の収束と住民の安全・安心を確保するため下記事項に関し特段の措置を講じるよう強く要請する。




1 震災復興や被災者救済のための震災関連特別法を早期に成立させること
1 福島第一原子力発電所事故を国を挙げて一刻も早く収束させること
1 原子力災害に関する情報公開を徹底し、迅速かつ正確な情報提供を行うこと
1 原子力災害に関する全ての補償は、被災者や被災自治体等の意見を十分踏まえ、県内全域を対象とし国が責任をもって特別法の制定により対応すること
1 避難住民等に対する仮設住宅の早急な整備、教育・医療・介護の充実、雇用の確保を図ること
1 地震・津波及び放射性物質に汚染された「がれき」等の処理は、国が責任をもって行うこと
1 放射線量の高い校庭等の表土を全額国費で除去処理できるようにするとともに、プール使用の明確な基準を示すなど、子供たちの安全・安心を確保すること


以上決議する。


   平成23年6月6日


平成23年度福島県町村議会議長会定期総会



役  員  選  挙

新正副会長及び監事

会 長
藤 田 幸 一 (石川郡浅川町議会議長)


副会長
佐 藤 喜三郎 (伊達郡川俣町議会議長)
大 沼 洋 平 (耶麻郡西会津町議会議長)


監 事
今 泉 文 克 (岩瀬郡郡鏡石町議会議長)
角 田 伊 一 (大沼郡三島町議会議長)
石 田 忠 文 (双葉郡大熊町議会議長)

 右から藤田会長、佐藤副会長、大沼副会長、
今泉監事、角田監事、石田監事



◆平成22年度(第2回)定期総会

 平成23年2月22日(火)午後1時から福島県自治会館において、県内の町村議会議長が出席し、平成22年度(第2回)定期総会を開催した。


 総会の席上、全国町村議会議長会表彰の伝達を行い、議案審議では、提案された議案をそれぞれ原案のとおり可決・承認した。

 報告第1号 平成21年度会務報告について
 議案第1号 平成21年度福島県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算の認定
 議案第2号 平成23年度会費分賦収入方法
 議案第3号 平成23年度福島県町村議会議長会事業計画及び一般会計予算


◆平成22年度(第1回)定期総会

 平成22年5月25日、福島県自治会館において開催。


 総会には県内の町村議会議長及び地方議長会事務局長等が出席し開催した。
 新議会議長の紹介の後、鈴木巖会長(会津美里町)からの挨拶があり、本会表彰規程に基づく優良町村議会3議会、特別功労者16名、自治功労者54名の表彰を行った。続いて、松本副知事、佐藤県議会議長、浅和県町村会長(大玉村)より祝辞が述べられ、議事にはいった。
 議事は、渡部康吉氏(南会津町)を総会の議長に選出し、順序に従いそれぞれ審議し、いずれも原案のとおり決定された。(各地方提出事項は以下のとおり)
 議案第4号決議並びに実行運動方法については、現下当面する町村自治振興対策の重要課題についての決議案文を富永盛彦副会長(矢祭町)が朗読、満場の拍手によって採択され、実行運動については理事会に一任された。 

挨拶をする鈴木会長

祝辞を述べる松本副知事

祝辞を述べる佐藤県議会議長

祝辞を述べる浅和町村会長



各地方町村議会議長会提出議題


○伊達地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:髙橋桑折町議会議長】
 1.一般国道及び主要地方道の改良整備促進について
 2.地域医療の確保について

○大玉村議会(旧安達地方町村議会議長会)提出【提案理由説明者:菅野大玉村議会議長】
 1.県道石筵・本宮線早期整備促進について

○岩瀬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:今泉鏡石町議会議長】
 1.一般国道4号拡幅整備促進について
 2.一般国道118号改良整備促進について

○南会津地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:星下郷町議会議長】
 1.へき地医療の充実と県立南会津病院の整備拡充について
 2.会津縦貫南道路並びに栃木西部・会津南道路及び一般国道の整備促進について

○会津耶麻町村議会議長会提出【提案理由説明者:関沢猪苗代町議会議長】
 1.自然環境を活用した企業誘致等に対する県の具体的支援について
 2.緑資源幹線林道事業廃止による北塩原村・磐梯町区間の道路改良と磐梯山周辺周遊観光道路の整備促進について

○両沼地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:田﨑柳津町議会議長】
 1.安心して子どもが産める地域医療の充実について
 2.一般国道の整備促進について

○東白川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:佐藤棚倉町議会議長】
 1.一般国道と主要地方道路網の整備促進について
 2.一級河川「久慈川」の環境整備について

○西白河地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:中野目泉崎村議会議長】
 1.道路網の整備促進について
 2.福島空港の国際貨物空港としての基盤整備と周辺地域の企業誘致促進について

○石川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:木戸古殿町議会議長】
 1.福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)有料区間の無料化について
 2.須賀川・いわき間の道路整備と国道昇格について

○田村地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:大和田小野町議会議長】
 1.田村地域公的医療機関の常勤医師確保について
 2.二級河川右支夏井川河川改修事業(夏井川合流点から本飯豊橋までの区間)の促進について

○双葉地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:吉田浪江町議会議長】
 1.双葉地域医療の充実強化について
 2.県道広野・小高線(浜街道)の整備促進について

○相馬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:佐藤飯舘村議会議長】
 1.常磐自動車道の整備促進について
 2.一般国道115号阿武隈東道路・霊山道路の建設促進及びアクセス道路の整備について


決    議

 町村は、住民にもっとも身近な基礎的自治体として、災害に強い安全なまちづくり、生活関連施設の整備、農山漁村の活性化、総合的な地域福祉施策等を推進し、豊かな地域社会の実現を図ることが強く求められている。
また、農山漁村地域にある町村は、国土や自然環境の保全、水源かん養、食料の供給等、公益的な役割を担い続けなければならない。
 しかしながら、町村を取り巻く環境は、厳しい財政状況のなか、少子・高齢化、人口の過疎化、地域活力の低下、更には深刻な経済・雇用情勢など、多くの困難な課題に直面し、ますます厳しい状況となっている。
 このような状況の中、真の地方自治を確立し、町村が将来にわたりその重要な役割を担っていくためには、地方の自由度を高めるための地方分権改革をさらに推進するとともに、偏在性の少ない安定的な地方税体系の構築や地方交付税の復元・増額など、自主財源の拡充による町村財政基盤の確立が不可欠である。
 われわれ地方議会人は、地方自治の本旨に基づく責務と役割の重大さを自覚し、地域住民の代表としての使命に徹した積極的な議会活動を通じて、町村自治の振興発展のため下記事項の早期実現を期するものとする。



1、地方分権改革の推進
1、町村財政基盤の確立
1、農林水産業振興対策の充実強化
1、地域振興対策と基盤産業開発の促進
1、地域医療並びに社会福祉対策の充実強化
1、教育文化の振興、青少年健全育成対策の充実強化
1、高速交通網並びに道路網の整備促進
1、町村議会の更なる活性化


以上決議する。


   平成22年5月25日


平成22年度福島県町村議会議長会定期総会




◆平成21年度(第2回)定期総会

 平成22年2月22日(月)午後1時から福島県自治会館において、県内の町村議会議長が出席し、平成21年度(第2回)定期総会を開催した。


 総会の席上、全国町村議会議長会表彰の伝達を行い、議案審議では、提案された議案をそれぞれ原案のとおり可決・承認した。

 報告第1号 役員異動報告について
 報告第2号 平成20年度会務報告について
 議案第1号 平成20年度福島県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算の認定
 議案第2号 平成21年度会費分賦収入方法
 議案第3号 平成21年度福島県町村議会議長会事業計画及び一般会計予算



◆平成21年度(第1回)定期総会

 平成21年6月2日、福島県自治会館において開催。総会の席上、本会表彰規程に基づく優良町村議会、自治功労者の表彰を行い、議案審議では、各地方町村議会議長会提出議題並びに決議を原案のとおり議決した。






各地方町村議会議長会提出議題


○伊達地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:佐藤国見町議会議長】
 1.一般国道及び主要地方道の改良整備促進について
 2.地域医療の確保について

○旧安達地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:菅野大玉村議会議長】
 1.県道石筵・本宮線早期整備促進について

○岩瀬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:渡部天栄村議会議長】
 1.一般国道118号改良整備促進について
 2.一般国道4号拡幅整備促進について

○南会津地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:齋藤只見町議会議長】
 1.へき地医療の充実と県立南会津病院の整備拡充について
 2.会津縦貫南道路並びに栃木西部・会津南道路及び一般国道の整備促進について

○会津耶麻町村議会議長会提出【提案理由説明者:大沼西会津町議会議長】
 1.「中山間地域等直接支払制度」の継続と予算堅持について
 2.緑資源幹線林道事業廃止による北塩原村・磐梯町区間の道路改良と磐梯山周辺周遊観光道路の整備促進について


○両沼地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:小林会津坂下町議会議長】
 1.安心して子どもが産める地域医療の充実について
 2.一般国道の整備促進について

○東白川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:前田鮫川村議会議長】
 1.一般国道と主要地方道路網の整備促進について
 2.一級河川「久慈川」の環境整備について

○西白河地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:柏村矢吹町議会議長】
 1.道路網の整備促進と地域高規格道路「福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)」の早期整備促進について
 2.福島空港の国際貨物空港としての基盤整備と周辺地域の企業誘致促進について

○石川地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:須藤玉川村議会議長】
 1.福島空港・あぶくま南道路(あぶくま高原道路)の整備促進について
 2.須賀川・いわき間の道路整備と国道昇格について

○田村地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:本多三春町議会議長】
 1.一般国道288号の改良整備と三春西バイパスの建設促進について
 2.二級河川右支夏井川河川改修事業(夏井川合流点から本飯豊橋までの区間)の促進について

○双葉地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:遠藤川内村議会議長】
 1.双葉地方の医療体制の充実について
 2.県道広野・小高線(浜街道)の整備促進について

○相馬地方町村議会議長会提出【提案理由説明者:北原飯舘村議会議長】
 1.常磐自動車道の整備促進について
 2.一般国道115号阿武隈東道路・霊山道路の建設促進及びアクセス道路の整備について


決    議

 町村は、住民にもっとも身近な基礎的自治体として、災害に強い安全なまちづくり、生活関連施設の整備、農山漁村の活性化、総合的な地域福祉施策等を推進し、豊かな地域社会の実現を図ることが強く求められている。
 また、農山漁村地域にある町村は、国土や自然環境の保全、水源涵養、食料の供給等、公益的な役割を担い続けなければならない。
 しかしながら、町村を取り巻く環境は、厳しい財政状況のなか、少子・高齢化、人口の過疎化、地域活力の低下、さらには、世界的な経済危機の影響による地域経済の悪化など、多くの困難な課題に直面し、ますます厳しい状況となっている。
 このような状況の中、真の地方自治を確立し、町村が将来にわたりその重要な役割を担っていくためには、地方の自由度を高めるための地方分権改革をさらに推進するとともに、町村財政基盤の強化が不可欠である。
 われわれ地方議会人は、地方自治の本旨に基づく責務と役割の重大さを自覚し、地域住民の代表としての使命に徹した積極的な議会活動を通じて、町村自治の振興発展のため下記事項の早期実現を期するものとする。





一、地方分権改革の推進
一、町村財政の確立、地方交付税所要額の確保
一、農林水産業振興対策の充実強化
一、地域振興対策と基盤産業開発の促進
一、地域医療並びに社会福祉対策の拡充強化
一、教育文化の振興、青少年健全育成対策の充実強化
一、高速交通網並びに道路網の整備促進
一、町村議会権能の充実強化

以上決議する。
   平成二十一年六月二日

                     平成二十一年度 福島県町村議会議長会 定期総会